あらすじ
黒歴史に苦しむひとりぼっちの高校生・黒木冬夜は、女神との契約により、
“魔王候補”と呼ばれる危険因子を捜索する任務を課される。
転移先は、魔術文明が発展した魔法学園。
しかし、到着早々、女子寮に転移するという神の凡ミスにより、不審者として追われる事態に。
窮地の中で目覚めた彼のスキルは、《共感性羞恥》──
過去の恥ずかしい記憶を他人に“強制的に追体験させる”という、あまりにも扱いづらく、
何より自分自身が最も傷つくという奇妙な能力だった。
誰にも言えない過去。誰にも見られたくない黒歴史。
過去の自分と向き合うことは、他者と向き合うことでもある。
これは過去に囚われる少年が、羞恥と共に“自分”を克服してゆく、異世界心理成長譚。