あらすじ

少女の名はベル。 その瞳の奥には、永劫の時を歩んだ者だけが持つ、静謐と諦観の影が揺れている。 彼女は人間でありながら、死神の祝福を受け、“不老不死”という名の呪いと、異質な魔力をその身に宿した。 だが、彼女は知らない。 誰がその運命を彼女に背負わせたのか。 魔力が尽きるたび、彼女は「死神の揺り籠」と呼ばれる殻に包まれ、世界から隔絶されるように深い眠りへと落ちていく。 そして夢の中でだけ、死神ルーヴェリスの記憶が戻る。 彼の声、微笑み、哀しみが、幻のようにそっと触れてくる。 再会は夢の中だけ。想いが交わされるほどに、終わりの時は静かに迫る。 それは、永遠に触れ合えない二人に課された、甘くて、苦しくて、哀しい罰。 人の狂気と愛と欲、闇と優しさの狭間を渡り歩きながら、彼女は答えのない旅を続ける。 ――これは、死を奪われた少女が、生きる意味を探し続ける、終わりなき祈りの物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/05/15
  • 現在の作品Cradle 死神の祝福で不老不死になった少女が、愛と狂気の中で生きる話