あらすじ

高校二年生、高城たかしろ 澪みおは、陸上部の短距離走のエース。 まっすぐな性格で何ごとにも全力だが、自分の気持ちを“言葉”にするのが苦手で、人との距離をうまくつかめないでいる。 感情をぶつけられるのは、スタートラインからゴールまでの、たった数秒間だけ。 そんな彼女が、ある日迷い込んだのは美術室。 そこにいたのは、無表情で冷たそうな美術教師――佐伯さえき 蓮れん。 「モデル、やってみる気あるか?」 元・天才画家として名を馳せながら、突然表舞台から姿を消した佐伯。 彼はもう二度と、誰かのために絵を描くことはないと心に決めていた。 走ることでしか自分を表現できなかった澪と、描くことに怯えながらも誰かを見つめ続けてしまう佐伯。 お互いの“言葉にならない衝動”が交差するとき、止まっていた時間が動き出す。 少しずつ、澪は“色”で、佐伯は“感情”で、 失っていたものを取り戻していく。 教師と生徒。 描く者と、描かれる者。 そして、伝えたかった気持ち。 これは、声にならなかった想いが、絵と走りで繋がっていく、危うくも純粋な放課後ラブストーリー。

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小説を読もう2025/08/05
  • 現在の作品放課後、君はキャンバスに走る