あらすじ
広野旭(ヒロノ アサヒ)にとって谷地夏樹(ヤチ ナツキ)は、初めて見た時から特別な存在だった。
兄弟が多い夏樹は、スポーツができる兄達にコンプレックスを抱いていて、本ばかり読む暗い子だった。そんな夏樹の事がほっとけなかった旭は、夏樹の手を取り外へと導いた。
楽しそうに笑う夏樹の笑顔を初めて見た旭は、その笑顔が可愛くて、育ての親である晴太(セイタ)とは違う好きを初めて感じたのだった。
中学に入り、旭は自分の気持ちを夏樹に告げる。すると、夏樹も同じ気持ちだった事を知り、二人は恋人同士に。
なのに、高校に進学して、寮も同室になり、親の目も気にしなくて良くなった環境になったはずなのに、夏樹がなかなか触れさせてくれない。
旭は夏樹とキス以上をしたいのに、夏樹はどんどん旭と距離を取り始める。
---俺の事もう嫌いになった? ねぇ、夏樹、俺の顔見てよ……。
旭は、夏樹を愛してるからこそ抱きたい。でも夏樹は、旭を愛してるから身を引きたいと言う。
そんな夏樹の心理が分からない旭は、夏樹の言う通り、距離を置く事に決める。
側にいたい。側にいたい。側にいたい。もっと、誰よりも近い存在でありたい。
君を、ずっと独占したい……。なのに……どうして……君は自分の気持ちに嘘を付くのだろう……。
俺には分からない。
*主な登場人物*
広野 旭…年齢15歳 高校1年 野球部
谷地夏樹…年齢15歳 高校1年 読書部
松井秀馬…年齢15歳 高校1年 野球部
広野晴太…年齢33歳 職業 弁当屋経営
藤岡英輝…年齢33歳 職業 企業家