あらすじ

『正論罪』は、正論を述べることが罪となる架空の世界を描いた物語です。主人公は、原因解明や論理の破綻を指摘したことで逮捕され、一切の反論を封じられます。裁判は、主人公の過去の「正論」を証拠とし、「不整合こそが秩序」という国家理念のもと進行します。主人公は発言すればするほど罪が深まる無限の審理の迷宮に投げ込まれ、声だけの存在となります。物語は中盤からメタ的な展開を見せ、この罪が「読む者がそれを正論だと思ったときに初めて成立する」と定義され、読者自身が物語に介入する「読者法廷」へと移行します。最終的には、「読むこと」が絶滅した世界で最後の読者となった「あなた」が、読みながら物語を生成するという構造へと行き着き、読むという行為の罪と責任を問いかけます。

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小説を読もう2025/08/05
  • 現在の作品『正論罪』