あらすじ
世界は静かに、しかし確実に壊れ始めている。
道路の亀裂、建物の崩壊、地盤沈下――
それらはすべて、異世界からの“侵略者”によるものだった。
だが、人々はそれを「老朽化」や「自然災害」として片付け、何も知らずに暮らしている。
この侵略に立ち向かえるのは、数百万人に一人だけが持つ「特異な力(イレギュラリティ)」を持つ者たち。
政府は秘密裏にその子どもたちを集め、育て、兵器としての訓練を施してきた――それも、誰にも知られぬ白い空間で。
黒瀬 陽翔(くろせ はると)、15歳。
かつてその白い空間に集められ、家族と引き離され、そして“戦うための力”を与えられた少年。
今はただの高校一年生として、表の世界で静かに暮らしている……はずだった。
ある日を境に、学校で、街で、彼の周囲に“侵略者”の影が迫り始める。
平穏な日常と、異形の非日常が交差するとき、
黒瀬は再び“世界を守る戦い”に巻き込まれていく。
――これは、少年がその運命に抗いながらも、「戦う理由」を見つけていく物語。