あらすじ
10歳で受けた“勇者判定”。
汚れた孤児の俺が、まさかの選出。
手を置いた瞬間、水晶は光を放ち、会場は騒然——。
でもその瞬間、俺の頭に“前世”の記憶が蘇った。
そう、俺はかつて世界に恐れられた魔王アドニスだった。
かつて唯一心を許した勇者ルーキフェル。
あいつと「来世では友達になろう」と約束したのに、
——俺が目覚めた世界では、彼はもういなかった。
歴史の記録には、
「魔王討伐後、勇者は死んだ」とだけ書かれている。
……ありえない。
あいつはそんなヤワじゃない。
なのに死んでるってことは、つまり——
この世界が、勇者を殺したってことだ。
だったら俺がやるべきことは決まってる。
この腐った世界を、全部、滅ぼしてやるだけだ。