あらすじ
「……気持ち悪い。どうせ、この婚約も嫌なんだろ?」
――それは、婚約者との初対面で言うセリフじゃなかった。
貴族の義務で結ばれた政略婚約。
アーデン伯爵家の次男ノエルは、婚約者リヴィアに一目惚れするも、動揺から暴言を吐いてしまう。
謝る間もなく彼女は留学し、以降のやりとりは一切ナシ。
挽回を夢見るも、婚約破棄を覚悟していた数年後──
「ご無沙汰しております、ノエル様」
戻ってきた彼女は、誰もが振り返る“完璧な淑女”になっていた。
近づきたいのに、近づけない。
謝りたいのに、言い出せない。
なのに毎回エスコートされるのは、僕の方!?
果たして、王子なのはどちらなのか。