あらすじ
親同士が決めた政略結婚。
婚約者の御堂 暁(みどう あかつき)は、顔も地位も完璧だけど──中身は最悪のクソ男。
「つまんない女」「束縛は無理」「好きにさせてもらうね?」
お見合いでそんなことを言ってきた男に、
私、綾城由羅(あやしろ ゆら)は笑顔で言い返した。
「私も束縛、大っ嫌いなの。
私がどんな男と寝ていようが、文句言わないでちょうだいね?」
……そう言い放ったはずなのに。
なぜかあの日から、御堂の視線は私を離さなくなった。
執着、独占、支配。
その優しい笑顔の下にある狂気が、だんだん私を縛ってくる。
愛なんて知らなかった。
でも──
「一生、私だけを見て、私だけに溺れるなら」
そんな愛なら、悪くないって思ってしまった。
これは、“愛を知らない女”と、“狂った愛しか知らない男”の物語。