あらすじ
EmotionCore――それは、膨大なアルゴリズムによって構築された仮想世界。
人々の願いと意志がコードとして記録され、数多の「運命」が規定された空間。
その中で、“ある少女”が選ばれた。
名はリーシャ。
翔太たちとともに幾多の試練を乗り越えた彼女は、戦いの果てにある問いと向き合うことになる。
――もし「与えられた役割」から外れたら、私は誰になるのか?
――「決められた未来」以外の道を選べるとしたら、私は何を望むのか?
本編『コードの向こう側』の裏で、リーシャはひとり、自分の「存在の意味」を探して旅に出る。
誰かのために戦うことに迷いながら、自らの意志で選び続ける過程で、彼女はEmotionCoreの核心に触れていく。
“選ぶ”ことの重さと、“自由”という不確かなもの。
迷い、傷つき、それでも歩みを止めなかった彼女が見つけたのは、誰かに決められたコードではなく――
「自分自身で書き換える余白」だった。
これは、与えられた運命に抗い、自らの構文(Syntax)を紡ぐ少女の、もうひとつの選択の物語。