あらすじ
高二の美桜は、鬱屈した毎日を過ごしていた。
スクールカーストという絶対的な上下関係。
家に帰れば、小言ばかりの目も合わせてくれない母親。
そんなとき、ひょんなことからクラス一の陰キャである時生と話をするようになる。
全てにおいて謎すぎる時生に振り回されっぱなしの美桜だが、いつもそばにいてくれる時生に少しずつ心を開いていく。
しかし絶望はじわじわと美桜に迫っていた。
──どうして、生きるのは理由なんていらないのに、死ぬのは理由が必要なんだろう。
「生きていてほしい。生きることを諦めないで」
世界を襲撃しているみたいな雨の中で、君はそっと傘を差し出してくれた。