あらすじ
吃音という障害を抱え、孤独な少年時代を送っていた一人の男、太幽。
彼はバスケや書道、歌との出会いを通じて、少しずつ居場所を見つけていく。
しかし人生は挫折と借金、そして生活保護という闇へと傾いていく。
そんな絶望の淵にいた彼を再び立ち上がらせたのは、家族の一言だった。
書道家として再起を図り、SNSの投稿をきっかけに歌手のオーディションに合格。
彼の楽曲「絆プロジェクト」は、一人称を使わず、聴く人それぞれが「君」に大切な存在を当てはめられるという、画期的なコンセプトで作られている。
この小説は、一人称視点が太幽とした自分自身が主人公となり書道、歌、そして多くの人々との出会いを通じて普遍的な絆を紡いでいく物語である。