あらすじ
※初作品、妄想のままに書いてます。※ファンタジー×恋愛系だと思ってます。※
※サイトの仕組みもよく分からない中で書いてます。ごめんなさい。※
悲痛な叫びが頭の中に夜風のように届いてくる。
痛い、痛いよ。死にたくない。怖い。どうして。助けて。なんで。なんで【僕らが】!
それは小さな囁きでありながら、彼の中では嵐のように反響していた。
どれだけ救いたかっただろう。
どれだけ願いに応えたかっただろう。
けれど、現実は変わらなかった。
何百、何千、何万の祈りが届いても、
そのほとんどが“救われなかった”。
涙も枯れ果てた頃、彼は悟った。
「もう充分だ。もう、充分……聴いた」
「理不尽に奪うのなら、いっそのこと…。」
無数の願いが、彼の肉体に刻まれていく。
皮膚に浮かぶのは、意味のわからない断片的な叫びと、消えた命の記録。
言語を超えた“痛み”が、彼を貫いていく。
「祈りが世界を変えるなんて──嘘だ。」
彼の身体が黒く染まりはじめる。
それはただの力の暴走ではない。
意志による終焉、祈りの否定。
──そして彼は、静かに決意した。
**“世界そのものが、救われなくていい”**と。
「聞こえるのは、助けを求める声ばかりだった。
でも──誰も“僕”を助けてはくれなかった。」