あらすじ
… アンドレ
「彼らが、ウォートロールに! 変わっ… た……」
そう言うとアンドレは気を失い、村人たちによって彼の妻が営む小さな宿屋へ運ばれたが、村人たちの間にざわめきが広がる。
❝トロールの丘❞ は、ケモイチ村と山一つをへだてるのみの平和な隣人だ。そこに住むトロールたちは、気は荒々しいが義理堅く、互いに特産物を取引するなど信頼を築いてきた。
だがアンドレの言葉は、その絆がとても危ういものになったことを示している。村長たちは酷なこととは知りながら、詳しい事情をアンドレ・マドレーヌから聴き出さねばならない。
娘 マノン・マドレーヌ
「お父さん、お父さん!」
妻 ロザリー・マドレーヌ
「アンドレ……」
妻と娘は部屋の角へと追いやられ、医師立ち会いのもと、アンドレへの聞き取りは行われる。
村長
「聞かせてくれ、一体なにがあったのか。」
アンドレ
「病気だ…… 伝染る病気が彼らを変えた―――― うっ、げほげほ……」
アンドレは咳き込み、胸を押さえた。
アンドレ
「トロールたちが狂った、殺し合ってる…… 丘は… 血の海だ!…… ううぅ」
村人 アラン
「もっと詳しく、伝染病が流行ってるのかッ! アンドレ! アンドレ!」
医師
「これ以上は〜」
医師の静止も振り切り、村人のアランが激しく彼に迫る。
アンドレ
「そうだ、伝染病だ…… 狂暴に… する……
トロールの家に泊まった… 知りあいの…… 風邪かぜが流行ってると、言ってたんだ…… 他におかしな… ことは無かった――――
その… そのはずなのに、次の日には…… 血の、血…
ep.9 伝染病の村 より
『令嬢ギロチン』の題名は、ウルト○マンAの二つ名「ギロチン王子」の影響です。
「令嬢がギロチンに掛けられる」と言うお話しを、今のところ考えてはいません。ギロチンを棺桶に入れ持ち歩く女デュラハンなら、書くかも知れませんけれど……
ギロチンは英語読みのギロティーンがなまった物で、本来フランス語ではギヨティーヌ(ギヨチーヌ)になります。
ロラン夫人はフランス革命に置ける才女で、ペンネーム「マノン・ロラン」です。
しかし彼女も、他の革命に関わった人々と同じように、断頭台の露と消えました。
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