あらすじ
千年前、突如として地球に出現し人類を半数死滅させた敵性生命体『イグニス』。当時の英雄にして原初の魔術士とされるソロモンが体系化した『魔術』により、人類は辛くも生き延び、世界を七つに分け、イグニスの侵入を許さない結界都市を築いた。
結界都市『東京』で平凡な日々を送る少年、黒瀬幽真は、かつて刀を振るう魔術士の頂である『剣聖』を志し、誰よりも努力した過去を持ちながらも、才能の壁に敗れ、夢を諦め刀を置いた、元天才だった。
しかし、十四歳の誕生日。本来イグニスの侵入を許さないはずの結界都市内に、外と内を繋ぐ扉『ゲート』が出現、幽真の自宅が急襲される。帰宅した幽真を迎えたのは、血溜まりに倒れる最愛の母と、獰猛な雄叫びをあげるイグニスの姿だった。
「才能が無いのなら、命を賭けて超えればいい。俺はもう、諦めない」
少年は再び刀を握る。イグニスを殲滅するまで、彼の戦いは終わらない。これは、喪失から始まる復讐と再起の物語。