あらすじ
神は村を守り、神社に願い出た人々の願いを叶える。その代償として五十年に一度、花嫁を神の眷属に差し出すこと。
神と人間が交わした約束は、村の掟として華衣の祖母の住む村に残った。掟を破ると、村に大きな災いがもたらされるというのだ。
ちょうど五十年目の今年。華衣は祖母の葬儀に行く途中で、烏天狗に助けられる。
そこで、彼に告げられたのは――
「私、あなたと結婚してるんですか!?」
突然告げられた事実に離婚すると華衣は言うが、掟は絶対だと、村の人は誰も、華衣の父母さえも味方になってくれない。
「離婚、できますよね!?」
と問えば、烏天狗は
「神に聞かねば分からぬ」
と言う。
「じゃあ、かくりよに行きます!」
「絶対に離婚して、戻ってくるから!」
しかし、かくりよで神に提示された烏天狗との離婚条件は、思いもよらぬものだった――