あらすじ

民族紛争で家族を失った狙撃手と観測手の二人。仇討の掟に縛られ、故郷にはもう二度と戻れない彼らは遠い砂漠の国でいつ終わるとも知れぬ内戦に身を投じている。いつか女神の教えに基づくこの世の楽園を築くことを夢見て。  数々の任務をこなすうち、戦争の様々な側面を目にする彼ら。  毎朝決まった時間になると時報のように降り注ぐミサイル、パン屋に並ぶ街の人々を襲う銃弾、とりつくろわれたプロパガンダの陰に隠された人々の欲。  本当に守りたかったはずの人々には拒絶され、仲間だったはずの人々には裏切られ。自分たちは何に縛られ、何を壊し、何を求めているのか。  人間の醜さを見せつけられた彼らは次第に戦う意義を見失っていく。  一個の戦闘機械として死ぬために戦うのか、一人の人間として生きるために戦うのか。苦悩の果てに彼らが選んだ道は? Special Thanks イラスト:穂尚和さん 軍事監修:防衛太郎さん 地図作成:曽我二十六さん ※サブタイトルに【閑話】とあるのはモブ視点、それ以外は主人公のイリムかグジム視点です。 ※この物語はフィクションです。 実在の国家、地域、民族、宗教、団体、個人とは一切関係がありません。 似たような地名や似たような性質の組織があるように感じても、きっと気のせいです。ただの偶然です。 突っ込んだらたぶん負けです。ええ、たぶん。

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エブリスタ
エブリスタ2024/05/23
  • 現在の作品砂漠の鷹は望郷の涙を流すか