あらすじ
お笑い芸人になりたい。俺はそれだけを考えて生きてきた。
だから、刃物を持った通り魔に襲われる女の子に出くわした時、リアクション芸人の試験だとばかりにその身を投げ出したのだ。お笑い芸人として成功し、シリアスなドラマなんかにも出演することも夢見る俺。死に際の台詞もしっかり決める。
「君を救えるのなら、この命惜しくもなんともないさ」
「教えてあげましょうか?内臓に達している可能性がある場合、安易にナイフは抜いてはいけないんですよ。こういう場合、傷口を上に向かせつつ、圧迫しながら止血をするんです。そして男性の場合は、股間を優しく刺激することで、血の流れをそちらに集中させて⋯⋯」
「なるほど。勉強になります~」
「いや、お笑い芸人になりたいなら、ちゃんとツッコんで下さいよ!」
今回はそんなお話。