あらすじ
(時代設定は終戦から五年後(昭和25年)としています)
望月(旧姓)璃夜(もちづき りよ)(十八才)は、妖が起こしたとされる火災(怪異)をきっかけに、炎の中から助け出してくれた傅雲蒼玥(つくもそうげつ)と契約婚をすることになった。
政府の秘密組織『妖類 怪異 追獲部隊』に所属しているという蒼玥は璃夜に言う。
「僕の結婚相手はね、普通の女性じゃだめなんだ。君みたいに異能をもってないと。それも特別な力をね」
「とくべつ?でも私、あやかしとか見えるだけですよ?」
火災の影響で〈忘れてしまった大切な記憶〉がある璃夜だったが、どうやらその記憶が『特別な力』と関係があるらしい。
「僕のお嫁さんになって、僕の飢えを満たす美味しいご飯を作ってくれたら、きっと大切な記憶も戻るはずだよ」
飢えを満たす?
〈美味しいご飯〉と〈大切な記憶〉に、どんな繋がりがあるの?
どうやら……私の旦那さまは、普通の人ではなさそうです。
蒼玥からの条件を受け入れ、契約婚が始まった……。