あらすじ
近頃巷では、SMという言葉が市民権を得るようになってきました。
テレビなどでも「俺、ドSだから」「わたし、Mなんですぅ」と軽く言うのをよく見かけます。
しかし皆さん、本物のS つまりサディストに会ったことはありますか?
彼らが他者をどのように責め、どのように支配するかを、知っていますか?
抜け出せない泥沼にどっぷりと浸かって、沈みそうになりながら、もがく力すら出ない囚われの世界を想像出来ますか?
最初は快楽の延長線上で楽しんでいたSMが変容していき、地獄の責め苦の末、かろうじて助かったひとりの女性がいます。
今でも彼女は、雨の日には、彼からつけられた傷が疼くそうです。
妊娠は望めない体になり、左手の握力は右手の4分の1もありません。
それほどになるまでに 彼女は何をされたのか、何故逃げられなかったのか。
これは 数年の治療を経て、彼女が必死に絞り出した言葉を書き留め、時系列にまとめたものです。
※ご注意※
話の性質上、性的表現や残酷な描写等、***的要素が含まれまれます。ご了承ください。