あらすじ
スパイト(Spite)とは、人の悪意や欲望を増幅させる悪魔の石。
小さな錠剤ほどのその石を一度体内に取り入れると、悪意や欲望が肥大し、箍が外れてしまう。しかも、体内に入れた途端にその姿が消えてしまうため、医療手段を用いて取り出すこともできない。
姿は消すが、存在自体が消えるわけではない、まさしく悪魔と呼ばれるに相応しい代物だった。そして、スパイト保持者には、身体のどこかに星型の痣が現れる。
近年、スパイトが原因と想定される事件が多発しており、検挙数No.1を誇る大阪府警にその専門部署が置かれた。その名は「スパイト犯罪対策室」。
そこに所属する、スパイトそのものを破壊できる能力を持った人物・新條大雅(しんじょう・たいが)は、その異能力で多数のスパイト保持者を確保し、スパイトを破壊してきた。
ある日、事件を追って東京まで出向いていた大雅は、交番勤務の沖田龍輝(おきた・りゅうき)と出会う。
事件を追う中、龍輝には大雅と同じような異能力を持つことがわかる。
龍輝は、星型の痣を見なくても、スパイト保持者を判別できる能力を持っていた──。