あらすじ
夏休みの終わり。
一年前に亡くなった親友の墓参りに行くはずだった高校生・真中は、クラスメイトをかばったことで、地元で“本物”と噂される心霊スポットに足を踏み入れることになる。
そこは、ただの廃病院ではなかった――。
異様な静けさ、姿なき気配、そして逃げ場のない恐怖。
次第に深まっていく怪奇の中、彼が出会ったのは――。
「君は、誰かを助けられるだろうか」
「そのために、自分の何かを手放せるだろうか」
友情と後悔が交差する、夏の夜の青春ホラー。
最後の数行で胸を締めつけられる、切なくも優しい怪談譚。