あらすじ
色素の薄い、淡いブラウンの髪、鮮やかに赤く光る鋭い瞳を持つ高校生《緋山狂士》。
柄の悪い見た目の彼は、喧嘩の強さだけでなく、ある特異な能力を持っていた。
それは、《幽霊》《妖怪》といったあらゆる怪異が見え、無意識のうちに、他者にもそれを《共有》すること。
そんな彼はある日、絡まれた不良たちに暗い海に突き落とされる。
これまで、孤独な人生を送ってきた狂士……彼は苦しみの中、あっさりと自らの人生の終わりを悟る。
〈なんて呆気ない、くだらない人生……〉
しかし、終わりを悟ったはずの彼が、再び目を覚ます事となった場所は、まさかの《江戸時代》!?
そこで出会った、倒れる自分の姿を熱心に描写する謎の少年、《周三郎》。
この不思議な少年の正体ーーそれは、画鬼と言われ、後に反骨の日本画家と呼ばれる《河鍋暁斎》その人であった。
今まで出会ったことのない規格外の男、周三郎に、狂士は次第に興味をそそられていく。
異世界《江戸》で、突如始まる第二の人生!
どんなものにも興味津々、観察することしか頭にない男、周三郎に巻き込まれ、江戸生活は騒動の連続。
次々と現れる妖怪たちに対抗する手段、それは、自分の拳のみ。
時代を超えた、二人の少年の出会い。
喧嘩上等、ドタバタ江戸時代コメディー、ここに開幕!