あらすじ
ある夏の日。東京の公園に不思議な少年が現れた。
夏なのに長袖長ズボン、ダッフルコート、マフラー。帽子もかぶっている。
無心(むしん)にクローバーを食べる姿を不審(ふしん)に思い、パトロール中のおまわりさんが声をかけた。
「母は大地(だいち)に。父は天(てん)に。息子の僕はクロノス。きょうだいは11人いる」
少年は、遠い昔ろうごくに封じられたギリシアの神、クロノスだった。
「ゼウスに『釈放(しゃくほう)してほしいなら、今日から一年のあいだ人間として暮らせたら考える』と言われた。これから世話になるよ」
クロノスが囚われていた数千年の間に、人間界は大きく変わっていた。
ルールもマナーも何も知らないクロノスは人間として一年生き抜けるのか。
これはギリシアの神々が現代日本で暮らす、ほのぼのコメディ。
作中に登場する人物・お店・ちっさな公園等は架空のものです。歌舞伎町に行ってもゼウスの店はありません。
カクヨム、pixiv、小説家になろうにも置いています。