あらすじ
吾郎は入学式当日に交通事故にあったせいで仲のいい友だちがひとりもいなかった。
塾の帰りに自転車を漕いでいれば、ひどい天気雨にあってしまう。
バス停で雨宿りをし、先客である黒い柴犬を拾う。
引き取り手のいなかった犬は「ハチ」と名づけられ、吾郎の家で飼われることになった。
吾郎の家族は賢いけど、ちょっとお間抜けなハチのことを「うっかり八兵衛」と呼び、かわいがる。
しかし、その正体は……戦国時代の落ち武者・武蔵の八兵衛が転生した姿。
なぜか吾郎にだけは、ハチの背後にいる八兵衛の姿(オプションで人魂つき)が見えたり、犬の鳴き声が自動的に古めかしい日本語へと自動変換されて聞こえるのだ。
現世に染まり、ただのおじさんと化した八兵衛との奇妙な日々を過ごす吾郎。
家族から「ハチをドッグランに連れて行ったら?」と勧められ、外出すると白い柴犬を連れた同い年の少女・夢野茉莉花と出会い……。