あらすじ
——こうのや。そこは香り誘う悪所也。
長きに渡り、この国に存在する香。
たやすく触れることのできない気高き男たち。
その香が今、次々と姿を消していた。——名香殺しであった。
男たちは香を守るため、名を捨てて行方をくらます。
だが、どこへ逃げようとも、その足跡は香りを残し、男たちを苦しめた。
時は慶応。香の男たちが江戸にいるという噂が流れたのは少し前のこと。
日本橋通油町で貸本屋を営む町娘の小春は、その日、行方知れずの父の持ち物を受け取るため、神楽坂へとやってきた。
だがそれは、禁書扱いの読本であった。
帰り道を急ぐ小春だったが、とある店の前で男に呼び止められる。
幽玄な香を纏う見目良い男。
どうやら男は小春の持っている禁書に興味があるようで……。
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※不定期更新(pixivでも連載しています)
※自身が企画する作品の物語です。(原作:百香繚乱恋衣©︎ドゥミモア)
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