あらすじ
江戸時代末期、新吉原遊廓。
穏やかな春のある日。
大店の廻船問屋《中臣屋》の手代・千歳(ちとせ)は、母から「夢夏(ゆめか)が待ってるから裏茶屋へ行っといで」と伝えられる。
夢夏は薬問屋の息子で、千歳より六つ下、弟のように接している子だ。
妹の《もも》が恋している相手でもある。
「裏茶屋といえば、密会の場だが?」
不審に思いつつも、千歳は裏茶屋へ向かい――……。
ーー
好きだった。
それは、嘘じゃない。
好きだから、一緒になりたかった。
一緒になって、いつまでも愛し合えると思ってたんだ。
あの季節までは。
――
『桜に酔いし鬼噺』
https://estar.jp/novels/25987069
『はるなつ来たり夢語』
https://estar.jp/novels/26003064
の後の話になりますが、
こちらの話だけでもお楽しみいただけます。
※この作品には、同性での性描写が含まれています。
この話の後のおはなし
https://estar.jp/novels/26188688