あらすじ
夫や息子に召集令状が送られると、女性たちは街角に立ち、千人の女性から晒し木綿に、ひと針ずつ、赤い糸で縫い玉を作ってもらい、お守りの千人針を作る。
そんな千人針を交換日記のように、会う度に二人だけの千人針を作ろうと、サオリがイヨに言い、そこから二人は会う度に、交換していった。
顔を合わせる度に、また千人針の縫い玉が増えるごとに一緒に生きていることを実感する二人。
対した用事が無くても、ついつい会いに行ってしまうイヨ。
何事も無いことを祈った八月一日、二人の住む長岡に。
(参考資料:長岡の空襲 昭和六十二年八月一日・初版発行 発行者「長岡市」)