あらすじ
明治時代に起こった自由民権運動は、新撰組のかたき討ちだった?
東京都町田市にかつて実在した任侠組織・土方組を舞台に、明治の世にあって愛と自由のために生きようとした若者たちの物語。
明治時代、ヤクザは現在のような反社会的存在ではなく、むしろ民衆と地続きの存在だった。
農民一揆があれば当然のように農民の側につき、自由民権運動が起こった時には民権派として明治政府に戦いを挑んだ。
東京都多摩地区に実在した土方組は、全員が天然理心流の使い手で、新撰組の血潮を体内に色濃く有していた。
彼らにとって自由民権運動は、いわば新撰組のかたき討ちでもあったのだ。
新撰組と江戸幕府を葬り去った明治政府を、今度は俺たちの手で打ち倒してみせる。
幕末に人々を熱狂させた尊皇攘夷思想が、今度は自由民権運動に形を変えて、時の政権に襲いかかろうとしていた。
勝つのは明治政府か、民権ヤクザか――。
土方歳三の生まれ変わりと謳われた、土方組の若き代貸・橘龍二の愛と戦いの日々を描きます。
小泉進次郎の曾祖父(小泉純一郎の祖父)にあたる横須賀の大侠客・小泉又次郎も登場し、史実に即して描いていきます。
「新撰組のものがたり」の姉妹編で、後日談的作品になります。