あらすじ
世間を騒がせていた鼠小僧にお上の裁きが下って、
その市中引き回しが大騒ぎとなった天保三年から、
さらにのちの江戸末期。
再び『鼠小僧の再来』と騒がれている盗賊が江戸の町に現れた。
三味線小僧と呼ばれたその盗賊は、二度の大怪我を負いながらも、
南北両奉行所、火付盗賊改の追跡を躱し続けていたが、
複数の謎の浪人達に襲われた雨の夜、
これまでにない大怪我を負ってしまい、
万が一の時の一時的な身の隠し場所に選んでいた
旗本諏訪図曙の別宅に逃げ込む。
ここは誰もいないことは既に調べ済みのはずだった。
だがそこには、屋敷の下男以外に見知らぬ女性がいて…。