あらすじ

明治四十年の東京。匿名の人物より、大原男爵の屋敷にあるお宝を盗む依頼を受けた泥棒の「俺」。 首尾よく屋敷に忍び込んだものの、使用人たちに見つかってお縄となってしまった「俺」に、大原男爵はある「提案」をする。 「お前、わしの息子にならんか?」 それは、「俺」が失踪した大原男爵の息子・旺太郎の身代わりになることだった。 姿形がそっくりで、しかも同い年だという旺太郎になりすました「俺」は、何とか正体を露見させずに済んでいたものの、旺太郎の許嫁で伯爵令嬢の梨都子には偽者だと見抜かれてしまう。 そんな「俺」に、梨都子はある「提案」をする。 「わたくしにも、あなたの泥棒のお手伝いをさせていただけませんこと?」 弱みを握られた「俺」は、梨都子とともに二人で大原邸にあるお宝を盗み出すハメに。 はじめは梨都子を疎ましく思っていた「俺」だったが、やがて梨都子の辛い身の上を知り、お互いにほのかに思い合うようになる。 そして、そんな二人が盗んだものが、じつは「偽物」だとわかって…。 ※「小説家になろう」にも掲載している作品です。

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エブリスタ2025/02/09
  • 現在の作品ぬすっと稼業のニセ御曹司