あらすじ
この作品は、前作「お菊を見ずして、笠森を語るなかれ」の続編で、岡っ引・喜市の七作目になります。
第1話 紅梅が咲くころ
第2話 湯島天神に梅が咲いたら
第3話 根津権現様に祈る
第4話 同心島田はそれをきつく締めて
第5話 月草色の雨があがれば
第6話 お菊を見ずして、笠森を語るなかれ
不忍池近くに住む岡っ引・喜市が、神田明神近くで起こった泥棒を追う物語です。その背景には悲しい出来事も見え隠れする。
前回「第6話 お菊を見ずして、笠森を語るなかれ」では、庭師惣兵衛宅に押し入った泥棒が使用人の徳治であろうと彼の行動を追っていたが、どうやら「白」だということになり、事件は振り出しに。今回は、その後の探索の様子を描いております。
(主要登場人物)
喜市 不忍池近く・宮永丁に住む岡っ引
美野 喜市の妻
勘太 池之端仲町に住む下っ匹
お染 勘太の妻 茶屋兼居酒屋「お染」を営む女主人
お菊 勘太・お染の娘
兼蔵 不忍池近くに住む魚の担い売り