あらすじ
公太后ラフレシアとの縁談話を打診するために、老将軍ダリウス、財務卿ブラーディン一行はグリッチェランドにあるバロウズ家の居城ライモン城へと赴く。
そこで目にしたフィリップは、湖水伯とまで謳われる優雅な大貴族の面影はなく、見るも妖しい存在と成り果てていた。
宰相ガリフォンの意を受けた青年官僚クルーガーは、友である魔道士ラダンの力を借りその真相を突き止めようとする。
大国ラインデュールとヴァビロンの狭間で翻弄される小国、サイレンと楼桑の運命はどうなってしまうのか。
義姉に懸想するフリッツ、まだ見ぬ隣国の若き領主に恋い焦がれる少女ロザリーのふたりは結ばれるのか。
大河史劇本篇の主役のひとり『ルーク』の父である、若き日のサイレン大公を描く物語は、いよいよ佳境を迎える。