あらすじ
超・妄想コンテスト「忘れられない匂い」の参加作品です。
新婚で幸せだったはずの俺は、不幸な事故で死んでしまう。
ただ、神様がおっちょこちょいなのか俺の嗅覚を地上に置いてきてしまったようで俺は匂いを通して残された愛しの妻の暮らしを知る。…くまのぬいぐるみの姿で。
…なんて、思いながらも俺は悪あがきをするように唯一残されたのが嗅覚だから、クマのぬいぐるみにも鼻が繋がっているのではなんて馬鹿なことを考えて必死に鼻の穴を広げて閉じるという、呪いの人形だと祓われかねないことを必死に続けたのだった。
こんな気持ち悪い人形と一緒に居る彼女でも一緒に居てやろうと見上げた根性の男なら認めてやっても構わない、なんて思いながら。