あらすじ
景司ある朝、夜勤明けの新聞配達や深夜バス運転手とすれ違う中で、景司は“しあわせ色の空”夜明け前の一瞬に光る金色の空を見つける。
景司は、それぞれの労働のなかにある尊厳と喜びを綴るノートを配り、タクシー運転手、看護師、農協職員などの市井の人々と交流を重ねてゆく。やがて“しあわせ色の会”が自然発生し、誰もが自らの人生の中に小さな希望を見つけ始める。
特別な成果も、目立った成功もない。だが、景司の行動は静かに広がり、人々の心に変化をもたらした。
空は変わらないが、それを見る人の目が変わる。
景司が最後に記した言葉「わたしは今日、しあわせ色の空を見た。」その一文が、何よりの証しとなる。