あらすじ

景司は江戸・下谷の豆腐屋の倅。幼い頃から虚言癖があり、町人たちは「景司の話は話半分で聞け」と嘲笑する。奉公先では口先で重宝されたが、虚言により信用を失い、放逐される。深川の口入屋に拾われるも、再び言葉を悪用し、牢に落ちる。出所後、景司は人々の“話”を聞き“言葉”にする代書を始める。過去の罪と向き合い、かつて教えた文の型が悪用されていると知った景司は、自らの責任として引き受け、悪事を止めようとする。人の真実の声に耳を澄まし、正直な筆を持つことで、景司はついに“話半分の景司”から“全部の書き手・景司”へと生まれ変わる。江戸の町に生きる小さな人々の悲喜こもごもを通し、景司は自らの“声”を取り戻す。

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エブリスタ
エブリスタ2025/06/21
  • 現在の作品話半分 景司聞書控