あらすじ

音楽がすべてだった。 ギターを掻き鳴らし、ステージに立ち、メンバーとぶつかって、それでも前を向いて、何度も何度も音にしがみついてきた。 けれど、バンドは終わった。解散した。 それだけで、全部がなくなった気がした。 そんなバンドマン、レイカのもとにやって来たのは、感情の見えない一匹の柴犬。 無愛想で、無表情で、妙に人間くさくて―― 「…なにその顔。私より人生悟ってんじゃん」 飼い主である実家の母にあっさり飽きられ、“押し付けられた”その柴犬に、レイカは「サブロー」と名づけた。 ギクシャクしたふたりの関係から始まる、新しい日々。 犬用品すらない部屋、空っぽの冷蔵庫、慣れない共同生活。 戸惑いながらも少しずつ、音楽のない生活と、ひとつの小さな命に向き合っていくレイカ。 拗らせた元バンドマンと、何かを諦めたような顔の柴犬が織りなす、不器用な再出発の物語。

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エブリスタ
エブリスタ2025/05/27
  • 現在の作品バンド辞めたら犬が来た