あらすじ
超・妄想コンテスト「雨宿り」の参加作品です。
国の最高傑作である美術品とされる何も見ない、聞かない、知らない少女。
窃盗団から取り戻し、自国までの護衛の際雨宿り中の見張りを命じられた俺は、喋れないはずの少女から話しかけられる。
それから雨宿りは彼女の話を聞く秘密の時間に変わっていた。
もしかして。彼らは、彼女に雨宿りと言って、俺たちと銃撃戦をしているなか、隠していたのか。
何も知らない彼女だから、ばれない嘘をついて。ただの雨だからと。
そんな嘘をついていたのか。そんな優しさを彼女に与えていたのか。
どうやら、本当に彼女を売り飛ばすとか、ただの商品としてみていたわけではないらしい。
本当に彼女は大切にされていたんだ。それは上っ面の優しさなんかじゃない、愛と分類されるものだ。