あらすじ
恋人にフラれた。
会社が倒産した。
再就職も難しかった。
そんな不幸が続いていた外江清楓(とのえさやか)は、両親の進言もあって、京都府は京丹後にある実家へと、一度帰ることになった。
けれど――そんな折、帰るなら帰るで、羽を伸ばすついでにせっかくだから観光をしようと思い立つ。
京都に住んでいながら、住んでいるからこそ京都観光をしてこなかった清楓。
選んだのは王道、京都と言えばの伏見稲荷。
最寄りの駅へと到着したところで……ジッとこちらを見つめる、一匹の白猫と出会った。
気まぐれに歩く白猫の後を、気まぐれで着いてゆく清楓。
その先で清楓は、一人の女性作家と出会って……。
人生のどん底にまで落ち込んだところから始まる、はんなり温かく、ちょっぴり刺激的な第二の人生。
そんな、どこにでもありそうな日々のお仕事小説。