あらすじ

その時は天気予報にはなかったゲリラ豪雨だった。焦るが、今日の講義は3回まで休める。俺は一度も欠席していないので、今日のような異常事態の為の欠席だと自分に言い聞かせる。  ただ、大学の方はそれでいいのだが、如何せん濡れる。付近は走れども走れども住宅地で碌に雨宿り出来ない。  豪雨は視界も体力も奪う。たった数歩歩いただけにも関わらず、俺は歩みを進める気が起きなくなる。  ふと立ち止まり、前方を見ると或る家があった。その家は人目見ただけで人が住んで居ない事がわかった。外観は1970年代頃に立てられたであろう2階建てだ。塀は取り払われ、門扉だけがその用途を果たせずに、ポツネンと空虚に屹立していた。

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エブリスタ2025/06/18
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