あらすじ

地方の食品工場にパート勤務していた上村洋平。職場の敷地内外一帯はもともと何らかの怪奇現象に見舞われやすい場所だそうで従業員に不安を与えていた。首のない女の人がいるだとか壁を叩くような音、それに物が勝手に移動するなどのうわさが後を絶たない。  ASD(自閉症スペクトラム)をもっていた洋平にとって高校を卒業してからの就職は簡単なことではなかった。働いていく中で必要とされるコミュニケーション能力や臨機応変な物事への対応が欠如していると思われたからだ。それが故に下手な就職を試みたところで長続きしないのは(仕事をしたことがないにしても)想像についた。  最近では障がい者枠での採用に積極的な会社も多く、洋平は健常者と違った配慮をとってもらえる工場で自身の得意な能力(決まったことを決まった通りにこなすなど)を生かして意欲的な働きを見せることに。  それから6年。洋平にとって一つの転機が訪れた。ちょうど新しく入ってきた三歳年上の平野唯香に恋をしてしまったのだ。互いに仲を深め合いながら本格的な交際へと発展を広げていく。洋平にとって唯香といる時間ほど楽しい時はなく、人生に彩を与えてくれた。だがそうしている間に二人へと忍び寄る恐ろし気な正体に気が付いていなかった洋平と唯香。彼らの行方はどうなっていくのか?

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エブリスタ2024/04/16
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