あらすじ
「終末」を迎え、ほとんど全ての生き物が死に絶えた遥か未来。列車の客室に暮らす「わたし」たちは生き残った代償に歳を取れなくなり土を踏めなくなり、時たま現れる"市場"で物品や娯楽品を調達することだけを楽しみに、見た満月が100万と越えるほど長い日々を送っていた。
15歳から歳を取らなくなった最年少の「わたし」は親友を失って以来、地上で暮らしていた遠い過去をわずかな紙に思い綴る「わたし」はある日「ヴェリハーベン」という今も昔も聞いたことのない言葉を耳にする。それは人の名前であり、「終末」をもたらした魔法使いであるらしい……ヴェリハーベンは何故「わたし」たちから土を奪ったのだろうか? 「わたし」はヴェリハーベンを探そうと皆を説得するが……