あらすじ
世間で言う『本物』は他人が決めた存在。
"あの夜、私を助けたあいつは『本物の英雄』なんかじゃない・・・"
SNSの発展により日本は情報化が進み、今や自分にとって都合のいい『本物』が作り上げられる時代なった。
そんな現代に生きる一人のOL、大村サキコはある晩交通事故に遭い大怪我を負う。
それを助けた一人の男性、津島シゲルはサキコの身代わりとなり車に撥ねられ命を落とす。
そんな彼を世間では『英雄』と称えだしたのだが、ただ一人サキコだけはその声に納得していない。
そう、彼女だけが世間の知らない『本物』のシゲルを知っていたからなのだ。
そして彼女しか知らない『本物』のシゲルの存在を知った世間の目は一気に『偽りの英雄』と蔑み出したのだった・・・
知らぬ間にネット社会に生み出された『本物』に翻弄される当人達の苦悩を描いた短編。
どうぞご覧ください!