あらすじ

ある事件から20年の月日が流れ、当時小学一年生だった少女は大人の女性になっていた。  過去を忘れ、今を強く生きる26歳の「木村 薫」は、会社員として働き、恋人の「佐々木悠真」と3年付き合う、一見するとどこにでもいる一般的な女性。  しかし過去の事件のトラウマから男性が怖く、彼と3年付き合っていても関係を深める事が出来ず悩んでいた。  そんなある日、薫の元に一人の男性が訪れ忠告する。「佐々木悠真は人間の皮を被った悪魔。あなたは騙されている」と。  それにより、薫が心を閉ざすキッカケとなった幼少期の事件、過去に地元で起きた地域猫が狙われた農薬混入事件、小さな町で起きた二次被害の記憶を呼び起こすのだった。  恋人、悠真に対する不信感。忠告する男性を信頼し始める自分に悩んでいた時、薫は残酷な現実を突き付けられる。  この日を境に起こる、嫌がらせの電話やメッセージ。盗撮写真、血で書かれた手紙、付きまといの被害。過去の事件の写真をばら撒くとの脅しと、Webにサイトに載せられてしまった自身の個人情報。玄関に置いてあった小動物達の死骸に、周囲の人間への殺人予告。  嫌がらせはどんどんエスカレートしていき、とうとう小さな命が狙われてしまう。  そして、遠くの町で起きた殺人事件が過去と現在を繋ぐ悲しい鍵となっていく。  蘇る忌まわしい記憶、恋人悠真の過去、それを告げる第三者の男性。地域猫の農薬混入事件、小さな命に対する危害、何者かによる嫌がらせ、そして殺人事件。  過去と現在の事件が繋がっていくなかで、薫は「愛する彼」か「愛する彼の過去を暴く彼」、どちらを信じ愛するかで揺れ動いていく。

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エブリスタ
エブリスタ2023/10/25
  • 現在の作品私はどっちを信じたらいいの? 〜「愛する彼」と「愛する彼の過去を暴く彼」〜