あらすじ

われは知る、テロリストの かなしき心を── 言葉とおこなひとを分ちがたき ただひとつの心を、 奪はれたる言葉のかはりに おこなひをもて語らむとする心を、 われとわがからだを敵に擲げつくる心を── しかして、そは真面目にして熱心なる人の常に有つかなしみなり。 はてしなき議論の後の 冷めたるココアのひと匙を啜りて、 そのうすにがき舌触りに、 われは知る、テロリストの かなしき、かなしき心を。 ──石川啄木   『呼子と口笛』(ココアのひと匙 一九一一・六・一五・TOKYO より) ※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。

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エブリスタ2025/02/12
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