あらすじ
引水結香は大津中央高校に通う一年生。忙しなかった学校生活にも慣れ、ようやく落ち着いたと思った頃には気付けば二年進級も目の前になっていた。
そんな二月末のこと。
〈人ならざるもの〉の匂いを感じ取ることができる結香は上手く危険を避けながら日々を過ごしていた。
ふらりと立ち寄った町の図書館で机に突っ伏している大林賢治と瀬田祐奈を発見する。
話を聞いてみれば、何やらまた事件に巻き込まれているようだ。
過去にお世話になった二人に、自分も何か協力できないかと申し出ると二人は目を輝かせて飛びついてくる。そうして、相談された内容は予想もしない内容だった。
春は出会いと別れの季節。
結香の鼻にも新たな事件の『香り』が届いていた。