あらすじ
ある日、家族でテレビのメロドラマを見ていると、赤い唇が迫るキスシーンになったので、父が、男は強くあらねば生きていけないと理に合わない揶揄をとばしてチャンネルを変えてしまいました。すると勧善懲悪物の南総里見八犬伝が映り、圧巻の決闘シーンだったので一家全員で盛り上がりました。でも、テレビの番組の選択は父特権です。次週どうなるか弘は悩みました。そー、弘は一歩外に出ると、大海の潮の動きでことが決まる白いクラゲでした。でも歳を重ねていくうちにミステリアスな出来ごとの遭遇を得て、少しはまともになれたと言われるシニアになりました。本篇はその小説です。