あらすじ
真夏の昼下がり、古びたトランクの奥から発見された一枚の地図。そこには見慣れない記号と、不気味なほど緻密な螺旋状の道筋が描かれ、中央には「時を紡ぐ泉」と記されていた。
日々の業務に追われる平凡なサラリーマンである「僕」は、漠然とした物足りなさを感じながら生きていた。そんな日常に突如現れた古地図は、まるで忘れかけていた冒険心に火をつけるかのように、彼の心を強く惹きつける。
地図に導かれるように、休日に僕は最初の記号が示す場所へと向かう。都心から電車とバスを乗り継ぎ、さらに山道を登った先にあったのは、人里離れた寂れた神社だった。苔むした石段を登り、人の気配のない境内を進む。「僕」は地図の指示通り、本殿の裏手にある小さな祠を調べる。そこで見つけたのは、奇妙な形の石だった……。
この古地図は一体何を示すのか、「時を紡ぐ泉」とは何か?そして「僕」は、この地図の謎を解き明かすことができるのだろうか?