あらすじ
擬巖家によって流川本家領に送られた那由多を半ば強制的に連れ込み、擬巖領へ殴りこんだ澄男たち。
那由多は弥平と武ノ壁を破壊するために擬巖邸地下へ、澄男は御玲とともに擬巖邸最上階へ向かう。
三舟雅禍の乱入により、御玲をおいて単身正宗の所へ向かった澄男は、ついに擬巖家当主``裁辣``擬巖正宗と対峙する。
澄男と対峙した正宗は、擬巖家が背負う宿命を胸に抱き、暴閥界の王たる流川本家派当主を弑せんと、その牙を剥く。今ここに、武力統一大戦時代以来となる大陸八暴閥間の戦争が、最終局面を迎えようとしていた。
だが、正宗にはまだ切り札があった。擬巖家が背負う宿業を成すため、その下ごしらえが既に水面下で終えられていたことなど、澄男は知る由もない―――。
擬巖家の宿業、そして下威区の行く末。世界の摂理に反目し、その都度叩き潰されてきた虚ろな理想。勝利するのは、``理想``か``摂理``か。乱世を治める存在は、戦場に立つ二人の少年に託される。