あらすじ
大海原の真ん中、藍白の海に浮かぶ勿忘草色の珊瑚礁、ヒソクカラはそんな島でした。
漁業と観光以外に目覚ましい産業のない貧しい王国でしたが、近年、近くの海底に希少鉱物資源が大量に存在していることが判明し、小さな王国の老国王は大国に採掘権を貸与することで多額の外貨を得ました。
島民の生活は豊かになり、若い人々は先進国で学ぶ機会を得ることも叶いましたが、乱掘の悪影響か島の地盤は年々沈下していきました。地球温暖化による海面上昇もあって、四半世紀以内に島は完全に海中に没するといわれておりました。
王の末子にして一人娘の「青いアイリス」ことセレスタ・ヒソクはある日、臨終の床にある父に呼び出されました。